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オレは西浜のペットII-36
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「ッ…何の、用だよ」
思わず睨みを利かすと3人はにやにやと意地悪そうに笑っている
言わずもがな3人は向井の付き人だ
最近向井に目を付けられていることをすっかり忘れていた
「何の用って何だよぉ、最近お前付き合い悪くねぇ?」
1人がじりじり近寄ってくる
オレが一歩下がると、3人は更に眉を下げる
目を逸らせば、口角が上がった
「…んなこと、ねーよ」
「ねーそれって もしかしてぇ、
…いいんちょーのせい?」
「っ、ちがう」
西浜の話題が出て反射的に顔が上がった
それを見て3人はますます笑みを深める
「…何の用だよ」
低い声でもう一度言うと 右端の男の唇から急に笑みが消えた
「向井さんが呼んでんだよ」
「…授業、あんだけど」
ぷっ
ははははは!!
授業あんだけど、だって!
マジウケるんだけど
短い静寂の末 大声でそう笑い、
笑いながら
気づけばその拳はオレのみぞおちに突き刺さっていた
「…っか、……ッ」
息が吸えない
目の前が薄黒く曇る
「黙って来いっつってんだろぉー?」
右端の決めゼリフに ゲラゲラと左端と真ん中が腹を抱えて笑う
なんとか膝を折らずに耐え抜くと、ふらふらと背後に退こうとする
「逃さねえよー?」
だが左端がすかさず背後に回り込んできた
囲まれた…
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