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オレは西浜のペットII-37
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多分向井はオレをあの場所に引き戻すつもりなんだろう
でもオレは…もう戻るつもりは、ない
となると、恐らく…
背後の顎に肘打ちを喰らわす
少し逸れたがそれは命中し、ゴチ、と歯が鳴った
西浜に飼われてヘタレキャラに見えてたかもだが、ケンカは割と得意な方なんだぜ?
さっきは不意打ち喰らっちまったけどな
「おっと、暴れないでよぉザッコ」
左腕を掴んでくる真ん中の股間を蹴り、右手首を握る右端を殴ろうとする
だがそれが叶う前に右端は口を開いた
「委員長!」
オレの拳が右端の頬寸前で止まった
右端の口角が吊り上がった
「いいんちょ、大事だもんなぁ……?」
さっと背筋が凍った
脅すつもりか
な?と念を押されると同時に背後から肋を蹴り飛ばされ、廊下に倒れ込んだ
西浜はだめだ
西浜は、関係ない
「ついて、来れるよなぁ?」
背中に靴の感触を覚えながら、オレは黙ることで肯定した
遠くで授業の終わりを示すチャイムが聞こえた
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