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オレは西浜のペットII-39
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「…ザッコは、俺に一度も媚びなかったよなァ」
肩幅の大きい背中からタバコの煙が揺れる
「邪魔なとこで吸ってっからケンカ吹っかけたらさァ、
多勢に無勢だったっつーのにあっという間に俺のとこまで来てなァ」
タバコがささむけた親指に押されてぐしゃりと潰れた
砂を被った机が黒く焦げた
金魚のフンの奴らもなんだか大人しい
見張りをするように言われ 廊下に出て行った うち2人も、話し声を微かにもたてない
「結局負けたとはいえ、身1つで俺に殴りかかってきた奴は…
お前くらいだわ」
ジャリ、と音を立てて靴の頭がこちらを向く
不穏な空気が近づいてくる
咄嗟に起き上がろうとしたオレを 細められた目が見下ろす
片端の口角が上がった
ヤバい
咄嗟に起き上がろうと肘をつくも遅く、身体はボールのように蹴られ転がった
背中を受け止めた机の塔から けたたましい音と共に机が降って来る
ガラガラガラッ
「……けほっ」
背中への強い衝撃と砂埃で噎せ込んでしまう
ここまで制服汚されたらもうお仕置き確定じゃねーか、どーすんだよ
「でもよォ…あのメガネの優等生クンとつるみ出してからお前変わったよなァ…」
机を足で退けながら怒気を秘めた声が近づいてくる
突然頭上から大きな手が伸びて来て、オレの少し伸びた髪を鷲掴んだ
「い"っ…」
「………
メスの匂いが、すんだよ」
輪のピアスが埋まる唇が ニィと歪んだ
「おい、…縛れ」
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