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オレは西浜のペットII-2
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もちろん授業なんて集中できない
あの後、結局 西浜に 外で買いに行きたいって吐かされてしまい、
今日の放課後に西浜の部屋で着替えた後 デパートに一緒に出かけることになった
西浜は「そっか、お散歩したいんだね」とか訳のわからないこと 言ってたけど…
で、デート…
デートじゃねえ?これ
やっべ…ニヤニヤが止まらねえ…
「柴崎君?しっぽふりふりして、どうしたんですか?」
隣の席の西浜が小声で尋ねてくる
しっぽだと?
生える訳ないだろ!人を進化前にすんな‼︎
…生える…わけ……
…さわっ
やっぱねぇよ‼︎
一瞬 ペット扱いされ過ぎて 本当に生えたかと思ったじゃん‼︎
「柴崎君…何 自分のお尻触って…まさか、誘ってるんですか?」
「違う違う違ーーーーう‼︎」
ダメだこいつっ!
授業中になんてこと言ってきやがるっ
…ん?授業中……?
思わず大声を出してしまった後に、授業中だと思い出す
もう後の祭りだ
「柴崎」
ギクッ
「…次、読め」
センセーが国語の教科書を指し示しながら 命令してくる
やべ、眉間にシワ寄りまくってる…
「…え、と」
次ってどこだ!?
西浜に必死に目で訴える
すると西浜はすぐに気づき、手を首に当てて何かジェスチャーをしてきた
なんだ…?
教科書と見比べてそのジェスチャーに合いそうな文を探す
……あ…あった…
「…迷子の犬は 首輪が着いたままでした。
犬は切なげに鳴きましたーーーーー…」
次の行に目を移すと カギカッコがついていた
内容に目を通す
次の瞬間、声が出ないほど驚愕した
嘘だ、嘘だろ!?
こんなの、絶対に西浜の前で読みたくない…!
「柴崎、まだだ。後1行あるだろう」
「……」
西浜はオレを見上げて終始ニヤニヤしていた
後でなんかされそう
くそ…っ
もう!
どうにでもなりやがれ‼︎
オレは覚悟を決めてその一文を音読した
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