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オレは西浜のペットII-6
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「お…おい授業は!?」
「授業?そんなの柴崎君の仮病を使うに決まっています」
「けけけけけケビョウ?オレの仮病?どーゆーことだよっ」
「柴崎君は国語の授業の後、席を立つと立ち眩みがしました」
「な…!え、ええ?!」
「僕が直ぐ様支えたので平気でしたが、心配です。額に触れると明らかに高熱。
思い出してみれば国語の時間、終始 惚けていた柴崎君。
余程体調が優れなかったのでしょう。
僕は柴崎君に早退を提案しました。」
「お、お前…オレのこと壁ドン……や、何でもない」
「ああ、柴崎君、可哀想に。一人暮らしで看病出来る人もいない、心配過ぎます」
「やめろ情けなくなってくる」
「よし、僕が看病します。明日には治してみせますよ先生。たっぷり汗をかかせてね」
「ちょっ!?最後のは何だ!!?」
「…と言う訳で、コウの早退理由は立証、俺のクラス委員長としての格もアップ」
こいつ、完全に都合の良い作り話 創作しやがった…‼︎
「わっ…!?」
な、なんだ!?
視界が歪んで何も見えない
頭がガンガンする
どうやら西浜に突然メガネをかけられたらしい
「うわ、わ、わわッ!?」
フワッと身体が宙に浮いた感覚がした
「な、何すんだよっ?!」
「コウの足取りがヤバそうだから、抱っこ」
眼球が絞られるような感覚にぎゅっと目を閉じると、西浜の腕が 強く背中に感じられた
「西浜っ!お前、こんな度がキツイメガネかけてるくせに 道歩けるのかよ!」
「黙って俺に掴まってろよ、コラ、眼鏡外すな」
怖ぇよ…マジでこのまま家に帰るの?
目が見えない不安と 抱っこされていつもの道を通る羞恥に、オレはとにかく西浜に必死でしがみついた
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