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オレは西浜のペットII-11
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全力疾走すると、駅には約束の2分前に到着した
女子の塊が一点を見つめてキャアキャア騒いでいる
視線を巡らせると そこには 駅の壁に体重を預け、イヤホンをしている西浜がいた
走ったため元から忙しなかったオレの心臓も更に忙しなく騒ぎ出す
走り寄って前に立ち、そっと覗き込んでみた
西浜はメガネの奥の長い睫毛を伏せて、透けるような白い肌に日差しを浴びせている
キレイ…
西浜がうっすら瞼を震わせ、ゆっくりとそれを上げた
「柴崎君…声、かけてくれれば良かったのに」
滑らかに弧を描いて、西浜の手がオレの頬を撫でた
西浜の手は手触りも滑らかで心地いい
西浜は犬でも愛でるようにオレの頬やら耳やらを撫でまわしてくる
なんだか気恥ずかしくなってきて、オレは西浜のイヤホンを引いた
「何…聴いてんだよ?」
「柴崎君も聴いてもいいですよ」
西浜は穏やかな表情をしている
クラシックでも聴いていたのだろうか
イヤホンを片耳にだけ差し込んでみた
"んぁ、ん…ッあ、ああ…や、ごしゅ、じ…ひ!
あぁぁぁ‼︎く、ァぁ…は、はぁ、は…ひやあああ‼︎そこ!そこやらぁぁぁ‼︎
ひぐッ…!あ、い、くッ、いく!い…っ‼︎ふぁ…ぁぁあー…ッ"
「…な……ななッ…んだよこれ…」
「柴崎君の声ですよ♪可愛いでしょう?」
「……ッッ」
声も出せない、とはこのことかとオレは知った
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