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お昼に注意。
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あのあと、涼しい顔して俺の机に自分の机をくっつけてきた転校生。あ、もう春樹って呼ぼ。そして、授業という名の自習のプリントをしていつの間にかお昼になってた。
「あ、弁当食べよ?」
「あ、弁当食べよ。」
うまい具合に俺の一言と。春樹の疑問系の言葉が重なる。
「弁当もらいに行かないとなぁ。」
「ぇ?ちょ、尚くん無視??」
あー。はいはい、やっぱり俺に話しかけてたのね?
「あ、俺に言ってたんですか?。でも、俺弁当貰いに行くので他の人とどうぞ!」
「えー。俺、尚くんしか友達いないしー。俺もついてく!」
「あ!尚ぉ~。どーして今日の朝しかとしたのぉ(泣。」
あー、マジ忘れてた。弁当をもらうにはこいつに会わなきゃいけないっていうか。こいつとお昼食べなきゃなんだけどね。
「ごめんごめん。てか、いちいち泣くなよ」
そー。見た目によらずすごい泣き虫。
「はい。これ、今日のお弁当。美味しくなかったら捨ててええからな?」
と、堂々とそんなこと言うのが泣き虫の彼氏。いつもお弁当ありがとう。
「いゃ、まずい時とか一回もなかったから大丈夫だよ。ほんと、いつもありがとう」
と、言うと。ええのええのと、笑顔で言ってくれる。この人きっとすごいモテるんだろうなぁ。とか思う。
「ん?せや、そっちの金髪のイケメンくんはどなた?」
と、俺の隣に立ってる長身の男が気になったらしく声をかけてきた。
「あ、この人は...」
「俺は、東堂 春樹って言います。今日転校してきたばっかなんで、色んなこと教えてくれると嬉しいです♪よろしくお願いします。」
と、呑気に自己紹介。この人達のことは、まぁ。知らないだろーな。
「あー。そーやったんか!こちらこそよろしゅうな?なんか、困ったことあったらいつでもいいや?手伝えることやったら、なんでもしたるから」
どこまでお前は優男なんだ!ぐっちょぶ!!
「で?お前、なんでなっちゃんの隣にいるんだよ」
と、銀髪の男の龍(りゅう)の影から建斗(けんと)が春樹のことを見ていう。
何警戒してんだよコイツ、ばかじゃん。
「あ、俺?俺は、尚くんが気に入ったから♪」
と、堂々と恐ろしいことを言う春樹。
いや、恐ろしくもねーな。
「んなっ!だめだめ!!なっちゃんは、俺のなのぉ!!!」
「誰が、てめぇのだっつったよ!」
「あぅー。なっちゃんが怒ってるぅ。涙」
「けんちゃんが、俺のとかいうからやろ?」
「だってぇ(泣。」
「はいはい。泣かんの、よしよし。」
はぁ、ほんとこいつらといたら頭痛くなる。
「ま。たぶんそのうち俺、尚君のこと貰うと思うんで宜しくお願いしますね?」
と、のほほーんとした空間に爆弾が落ちた。
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