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終の日。
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俺たちの最後の日は突然やってきた。
「んっ…ぁん、ふっ…んん、んむ」
いきなり、強引に男たちに連れられてきたのは、薄暗いどっかの店の裏道。
「くく。すごい、感じてんじゃん?
そーん何気持ちいいの??淫乱ちゃん」
「んっ…だ、れが淫乱だ…あっ」
「すっげぇ、後ろヒクヒクしてるよ??」
「ねぇ?俺先に入れていい??」
「んー。どーっすかなぁ??」
なにやってんのこいつら?早く入れんなら入れろや。
「はぁーい。そこまでぇー」
『あ?』
「ちょーっとその子、俺たちに貸してくんない?」
「誰だてめぇら」
誰だこいつら?俺を間にして話してんなや。
「あーら。しらないの?渋谷って言ったらわかる?」
『あ』
「うんうん。わかったみたいだね?
じゃあ、この子もらってくからぁ~」
『…。』
名前聞いた瞬間固まる男たち。
「君もいいかな?ついて来てもらって」
「は?誰がてめぇらなんかに」
「え?いいのそんなこと言って、気持ちいことしたいんでしょ??」
「誰もてめぇらとしてぇなんて言ってねぇよ。」
「ふーん。そう」
ドスっ
「んぐっ」
「じゃあ、もう一回いうよ?痛いのと、気持ちいのどっちがいい?」
「んっ…ぁ…だめっ…イくッ」
「はぁーい。いいよ?イきな??」
俺を扱う手を早くする男。
何やってんだ俺、あいつがいるのに。
ほかの男とこんなことやって。いっそ殴れればよかった。
「ん、ん、あ、あぅ、んッ…く、ああ!」
軽々といってしまった俺。
いくら薬飲まされたからって…淫乱かよ。
「はい。よくできましたっ」
「おい!そろそろ、電話しろや!!」
「わかってるっつーの」
俺を遊んでたと思ったら、誰かに電話する男たち。
『もしもし?』
「よぉ、和哉ぁ」
『あ?誰だてめぇ』
「はぁ?覚えてねぇのかよ!!」
『え?だれ?てか、何で尚の携帯持ってんの?』
「俺だよ俺」
『はぁ?オレオレ詐欺かよてめぇ。』
「ちげぇよ!!最近世話になった渋谷だよ」
『は?何で、てめぇが尚と一緒…てめぇまさか!!』
「そう、そのまさか」
スっ
サァアァアア
え…あれ?なんで俺の目の前こんなに…赤い?雨?
「あーあー。お前の大事な尚くん、首から血が噴き出してるよー。早く来ないと死んじゃうかもー」
『…っ!?てめぇ!待ってろごら!!ぶっ殺してやる!!!』
「は?てめ…」
ぶつっ。ぷーぷー
このまま目を閉じたら、もう和哉に会えないと思った。
せめて最後に、和哉のぬくもりが欲しい。
そして、瞳を閉じる時
ドゴッ
「てめぇら!!!!」
鈍い音と
「…尚!!!!」
俺を呼ぶ、愛しい人の声と。俺の大好きな温もりと匂いが俺を包み込んだんだ…。
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