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慣れ1~sideじゅん~
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まさととの同居が、かなり居心地のよいものに変わっていく。
別に何が変わった訳じゃない。相変わらず、暇潰しなんて何もないし、一人で過ごす時間は虚しさすら感じる。
だけど、料理だけだった楽しみが、一つ増えた。それだけで、居心地がよく感じるのだから、結局はなんでも気持ちの持ちようだな、なんて思う。
もちろん、増えた楽しみとは、まさととのセックスだ。
まさとのバイトの都合があって、残念ながら毎晩じゃない。俺としては、別に夜に限らずいつでもオッケーなのだが、一度夜勤明けのまさとに襲いかかったら、本気で嫌がられた。まさとは、生真面目な雰囲気のままに、性生活もかなり生真面目だ。
とは言っても、一度セックスになだれ込むと、かなりの絶倫ぶりを発揮してくれるので、毎日じゃなくても俺はかなり満足していた。
「やっぱ充実したセックスライフは、人生にハリと潤いを与えるよなぁ」
誰もいない部屋で一人呟く。
今日のまさとのシフトは、昼前から夜20時まで。
ということは、今日はアリだな。
夜に向けて、体調を整えるべく、時間を逆算しながら昼寝をした。
俺は上質なセックスのためならマメになれるんだ。
思っていた通り、バイトが終わったまさとは、疲れを滲ませながらも、シャワーを浴びて準備を整えていた俺を見つけるなり、欲望をその目に宿らせていた。
この目が、好きだ。
俺を抱こうとしている、その雄の気配が漂う目に見られるのが、なんとも言えない快楽を生む。
軽く濡れた髪の毛も、湯上がりの上気した頬も、一枚だけ着ていた薄いTシャツも。全ては、まさとを煽るためのもの。ひいては、濃いセックスのため、自分の快感のためだ。
「まさと・・・」
引き込むように伸ばした手を、まさとは拒まない。俺の非力な腕では決して動かないはずの大きな体は、少し力を入れるだけで簡単に俺の上にのし掛かってくる。
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