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再会8
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俺は動揺のあまり、普段は放置したままのシルバーの携帯を握りしめ、そのままの格好で朝を迎えていた。
まさとからのメールの受信時間は夜中の1時26分。
自分でも笑えた。5時間もなにしてんだよ、俺。
眠れなかったのはいつもと同じだったのに、いつもよりも気分はよかった。というよりも、眠れないことを気にしている余裕がなかったというか。
いつものよりも朝日の眩しさを嫌悪せずにすんだ。
パカ、と携帯を開けば、何度も読んだ文面がそこにあった。手紙とか本とかと違って、メールならどれだけ読んでも擦りきれることはない。
でも、俺にはまさとがどういう気持ちで打ったメールなのかがわからなくなっていた。
そもそも、このメールが本当にまさとからだとは限らないっていうのに、何を俺はそんなに戸惑ってたんだろう。
このメールのことは無視しておこう、そう思う気持ちもあったのに、俺がこの瞬間に一番考えていたのは、まさとのアレ、だった。
俺が救いようのない淫乱だと、今さらハッキリしただけだったが、まさとのあの長くて太くてカリが張ったアレを思い出しただけで、じわじわと下半身が熱くなっていく。
高木さんと寝たのが一昨日のこと。
こう言ってはなんだが、高木さんのちんこはどちらかと言えば貧相だ。もちろん日本人としては平均なのだろうが、まさとのものとは比べるのが哀れになるくらいだ。
まぁ要するに、物足りなかった、ってこと。
一度考え始めたら、もう止まらなくなって。体の奥がむずむずと蠢くような、むず痒いような、疼くような。
まさとに会いたい、会ってぐちゃぐちゃに抱かれたい。
あの大きなちんこで奥の奥まで突き上げてほしい。
それしか、考えられなくなった。
まさとのものとは限らない、そのメールに、返信をした。
『俺も、会いたい じゅん』
と。
送信ボタンを押した時、胸が締め付けられるような、そんな苦しさがあったのはどうしてだったのか。
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