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18 稚児のそらね
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ココside
意識が不確かで夢うつつになっていると、不意に体が温かい体温に包まれた。
それで、頭の上から
「ミルクみたいな匂い…」
と、低い落ち着いた声が聞こえた。
吐息が肌にかかり、神経が過敏になる。
それで少し覚醒して、目を開けようとしたその刹那。
今度は一瞬だが唇が温かくなった。
柔らかい感触に、3秒くらいあとにハルの唇だと知った。
若干湿ったその感触が生々しく頭の中に映し出される。
その時、ハルのせいで起きるタイミングをなくしまった。
それで、起きた時は起きた時でなんだか居た堪れなくて、途端に腕を抜け出た。
ハルは、すごくあったかくていい匂いがした。
ずっとそのまま寝たふりをしていればよかったな…急に慌てるなんて。
少しあやしまれたかもしれない。
あと…キス、ちょっと気持ちよかったかも……
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