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22 何がしたい?
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遙side
ある朝、
「ココ。俺、明日の講義がないから何かして遊ばないか?」
とココに聞いてみた。
「え……?」
と頓狂な声を出した。
「いや、昼間ずっとひとりにしてただろ?だからそのお詫びというか…
な、仲良くなりたいというか…嫌なら別にいいけどさ」
「ほ、ほんと?」
顔がぱっと明るくなる。
「あぁ。明日何がしたい?何でもいいぞ?」
「何でも……。うーん……じゃ、じゃあ料理教えて欲しい…」
「り、料理?」
想像もつかなかったことに驚く俺。
「ハルみたいに美味しいの作りたい。ハルが疲れて帰ってきた時にオレの料理食べて欲しいから…」
恥ずかしそうにそう告げる。
俺の料理美味しいって思ってくれてたんだなぁとか、
俺のこと真面目に思ってくれてんだなぁとか、
色々なんか嬉しい過ぎて…。
「は、ハルだめ…かな?変な顔してる…けど」
「え、いや!全然いいぞ!何作ろう?」
「か、カレー?かな…」
「じゃあ、決まり。買い物も一緒行くかっ」
ココは嬉しそうに大きく頷いた。
一番テンション上がってるのは俺かもしれない。
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