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39 胸キュンテロリスト
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遙side
ニコニコしながらカレーを口に運ぶココ。
「また作ろうな」
そう言うと、嬉しそうに大きく頷いた。
一日中ココとふれあえるなんて滅多にないから、俺も今日はなんだか嬉しかった。
もぐもぐと口を動かしているところも可愛いとさえ思う。
なんか幼いところがあるんだよな…。
あどけないが、時々あざといというか…。
確信犯じゃないかとさえ思ったりもするが、幼気でたまらなく可愛いと思う。
「ココ、口のところ、ご飯粒付いてるぞ」
「ふぇ?」
あぁ。ほら、きゅるっとしたクリクリの目で俺を見てくるだろ?
「ほら、こーこだーよ」
仕方なく手を伸ばして口元の米粒をとって、そのままパクッと口の中へ入れた。
あ、何やってんだ俺。
ついつい余計なことを…。
相手、男だろが。
何で俺はこんなに世話焼いて嬉しそうにしてんだか。
「あ、わり…」
しかも、何焦ってんだ。はっず…っ。
しかも、しかも!ココまで顔真っ赤だし。
あーもー調子狂う……
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