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41 境界線がなくなった日2
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ココside
「はぁあー……今日は何時に帰ってくるのかなぁ…」
今日は独りの時間が長い。
ハルが出て行ってからじわじわと寂しさが増してくる。
「なんか寂し…」
テレビを見ているがずっと右から左で、全然話が入ってこない。
寂しさを紛らわそうとテレビをつけているのに、全く役に立たない。
ただ電気が喰うだけだ。
「はぁ…掃除しよ…」
ぼーっと寝転がっていたが、ゆっくりと体を起こしのろのろと行動を開始することにした。
一旦、部屋中を見渡してみたけれど昨日も掃除したせいで全然散らかっていない。
「あ、布団干そ」
やる事が見つかって安堵し、すぐさま行動を開始する。
何かしとかないと気分が下がってしまう。
日はてっぺんまで昇って外は明るいというのに、その時のオレの心は反比例していたのだった。
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