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45 境界線がなくなった日6〜優男の助け船〜
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遙side
『ネコちゃんの名前は?』
「あー、ココ。」
『種類は?歳いくつなの?女の子?』
俺の気を引こうとなのか、どういうことなのか、俺にばかり話を振ってくる。
他の奴らの恨めしげな視線が痛い。
いや、俺好きで話してるんじゃねんだから。
そんな顔すんなよ、逆に困るわボケ。
そろそろ9時30分か…。
「もう、風呂入ってっかな…」
スマホの画面を見ながら呟くと、隣にいた大輝がコソっと囁いてきた。
「気になるなら電話、してくれば?」
そう言って、外へと促す。
さすが優男。おう、とジェスチャーで礼を言ってその場を離れた。
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