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53 緊急事態…?
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ココside
寂しくて寂しくて、独りが心細くて。
でも、すぐ帰ってきてくれると知ってほっとした。
ちょっとした出来心で、遙の服を勝手にとって来た。
いつもぎゅっと抱き締めてくれるから、その時と同じようにハルの匂いに包まれて寝たかったから。
少し寝るはずが、そのままぐっすり寝てしまった。
微睡みから目が覚めると、ハルにまたキスをされていて全く現状が理解出来なかった。
理解は出来ない中でも、ただ気持ちいいという事だけは理解出来た。
とろっと蕩けるようで、甘くないのに甘い。
少しアルコールの匂いがする。
酔ってるからこんなことされてるんだよね?
「あんな可愛く帰って来て、って言われたら帰らないヤツいねぇよ。本当に今日は俺、抑え効かねぇから」
「ふぇ?なぁに?」
何の事を言っているのかさっぱり分からなくて。
その目を擦るオレの腕を引いて顔を近づけられた。
端整な顔がオレの目のスクリーンいっぱいに映し出される。
それだけで胸がドキンと跳ねるし、自然と顔が熱くなる。
「なぁココ。キモチイコトしよっか」
キモチイコト…?
キモチイコトってなに…ちょっとっ、
ハルの目が笑ってないんですけど。
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