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67 クリスマスの魔法2
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ココside
「わ、悪い…っ」
肩を掴まれ、慌てて引き剥がされる。
「いや……そんなっ」
「きもい…よな。ほんと…
お前といると、どうしても抑えが効かなくなっちまう。
今日も俺はデートのつもりでさ、めっちゃ浮かれてんの」
ハハハ…と苦虫をかみつぶしたような顔をして笑う。
「この前あんな事したのだって…お前をもっと知りたくて、触れたくて…
自分のものにしたいって思ってたから」
天井を見ながら俺、実は下心ありありなんだ。と告げられた。
「あ、あのね?………その、えーっと、
ハルのものにしてもらってもいいよ…?
ハルに触らるのも、キスされるのも……
あ、あんな風にえっちぃ事されるのも…い、いやじゃ、ない。から」
俯き加減で気持ちを伝える。
「きょ、今日だって………
オレもデートとか思ってテンション上がってたし。
ハルと手を繋いだり、こうやって隣りに座られるだけで……すごく、ドキドキする」
「じゃあ、お互い様って事でいいの、かな?」
もごもごと言葉に詰まりながらだが、自分の気持ちを伝えることが出来た。
またハルの匂いが濃くなって、抱き締められたのが分かった。
これ、背中に手を回していいの…?かな。
恐る恐る手を背中に回し、そっと背中に手を当てる。
ハルの背中は掌と同じようにとても温かくて、じんわりとオレの手も温もっていくようだった。
これが、人と触れ合う温かさなのか…。
目を閉じてじっとその温かさを味わっていると、不意に熱が離れていった。
その代わりに、すぐに唇が熱を持った。
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