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100 ココの過去1
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オレは、母親の顔も父親の顔も知らない。
そんな幼い一歳にも満たないころに孤児院に預けられた。
孤児院の中には、オレみたいにネコ科出来るやつもいてみんな同じような境遇で。
まぁ、産まれた子がネコみたいな耳や尻尾が生えてたら何も知らないやつは怖がるよね…。
オレの孤児院はとても良い環境だった。
そこでは高校卒業までの学習を受ける事が出来るとても珍しいところだった。
表向きはね…
オレは15の時まで知らなかったんだ…。
ここがどんなところなのかを…
いや、違う。知らされなかったんだ。
この孤児院の裏の姿は、
子どもを、特にオレ達ネコ科の子を性愛玩動物として物好きたちにレンタルし、時には販売。
オレ達の精液を採集して『濃厚♂ミルク』と題して販売するようなワケの分からない会社だった。
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