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106 ココの過去7
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次に目が覚めたのは、レオの部屋だった。
『気が付いたかチビ。ったくお前も災難だったな。』
「え?」
話を聞くと、この人も同じように騙されてここに連れてこられたとか…何とか?
「そ…そうなんだ。」
『お前は良い牛なる。俺が絶対そうさせてやる。』
客に気に入られれば、オレ達は誰かに飼われて自由になれる。
騙された人も含め、自分から望んでバイトに来た外の人達は、ある一定の期間を過ぎると自由になれる。
それは、バイトって名目に則って行っているかららしい。
『お前は中の人間だから、買われるまで出られない…。』
「れ、レオは外の人なの?」
『あぁ、そうさ…。良いバイトがあるって聞いて、先輩に連れてきて貰ったんだが、まさかこうなるとは…。』
「オレなんか助けられないじゃん。」
そんな仕組み分かってるなら無理ってわかるよねぇ?
普通…。
レオ…一体何考えてるの。
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