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143 初めての発情期3〜衝撃の事実〜
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遙side
「ネコ科の人間は、あるときから突然発情期が現れるようになるんだ」
「ほんで、その発情期は赤ちゃんが産めるような身体になった、ゆうサインみたいなもんなんや」
「発情期の症状っていうのは一体どんなものなんだ?」
「そうだなぁ…例えて言えば、媚薬を盛られた時のような感覚が続く感じかな…。女性の生理みたいに、その症状が強くなったり弱くなったり。」
思ったよりも衝撃的だった。
若干、俺を避けていたのもそのせいもあるかもしれない。
俺が忙しいせいで全然様子を見てやれていなかった。
しかし、ココにそんなことが起こるなんて。
「 それはどのくらい続くんだ?すぐ治らないのか?」
「そ〜やなぁ。一週間から十日は続くかな〜。個体差あるしよぉわからんけど。治める方法は伴侶もしくは同性の精液を注ぎ込むか、それを飲むことや!」
「あ…っ、えっと、あと発情期を境に妊娠する確率は高まるから、むやみな中出し注意だよッ(汗)」
あたふたしてなんつーことを口走ってやがる…。
まぁ、二人のおかげでちょっとモヤモヤしていたものは減った。
妊娠注意か。
俺らの子どもなら普通に欲しいと思う。
子どもを産んでから大我と大輝はもっと仲良くなったし、幸せそうに見える。
正直、羨ましいとさえ思う。
でも、まだほんの十七歳ばかりのココに産んでくれなんて言えない。
「まぁ、頑張りや!あと、そのネックレスの指輪!似おてんでっ!ココとおそろいなんやろぉ〜?」
大我のそんな茶化しも嬉しいとさえ思う。
「ん、まぁーその一緒にいるっていう約束的な」
「このこのぉー惚気よるでコイツ〜」
ココのことが心配にはなるが、ちょっと気がまぎれた。
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