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145 初めての発情期5〜あの時のこと〜
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ココside
「は、る……お風呂上がった、よ?」
オレ用のお尻に尻尾を通せる専用のバスローブを羽織って、おずおずとリビングに戻る。
「ん。ココおいで」
その微笑んだ顔の裏の意図を考えてしまう。
「そんなに心配しなくても、いつもと変わらねーよ」
「……うん」
「こんなに緊張してるの、最初ココを抱いた時を思い出すな」
ソファに座っているハルがクスクスと笑いながら、ここに座れというように太ももをトントンと叩く。
バスローブ以外は何も身につけていない。
ハルの足を跨ぐとチラリと太ももが露わになり、際どい部分までハルの目に晒される。
「ヤラシイなぁ?下は何も履いてないんだろ?」
湿った太ももをハルの手が撫で、ゆっくり上へと登って行く。
「やっ、まだダメぇ……」
咄嗟にバスローブの裾を押し下げる。
「恥ずかしい?やだ?」
「ううん……怖いの…っ、はゆ怖いっ、怖いのやらぁっ」
「大丈夫。気持ちよくなるだけだからな?そうだ、今日はココの好きなことしよう、な?」
それなら大丈夫だろ?と優しく囁いて頭を撫でてくれる。
そっと指を絡ませ手の甲にキスをされた。
「ん………する」
「いい子だな」
そう言って、おでこにもキスをくれた。
自分の身体に何が起こっているのか分からなくて怖い。
初めてなんだもん。発情期…
だからかな?ハルはいつもより優しく触れてくれた。
「俺にどうして欲しい?どうされたい?教えて」
そんな会話中もいつもなら躊躇なく愛撫されるのに、今日はキスや抱きしめたりするだけ。
ちょっと物足りないと思ってしまうけれど、いつもと違う特別な感じがして嬉しかった。
「前みたいにトロトロのぐちゃぐちゃみたいになりたい………えっちになっちゃうローション使う」
大我と大輝にプレゼントされてから、このローションは愛用品だ。
気持ちよくて、心地よいような懐かしいような匂いがお気に入りの理由だ。
「じゃぁ、ベッドでしような」
そのまま抱きかかえて寝室に向かった。
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