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事後 3
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翔は俺を風呂まで運んで、リビングに戻った。
シャワーで中にお湯を入れて鏡の精液を掻き出す。
…初めてだったのでかなりしんどかったが…
体を洗い、湯船に浸かってもんもんと考えていた。
翔に…なんて説明しよう…
もう今さら嘘をついてごまかせる自信はない。もともと俺嘘つくの下手くそだし…
あったことを正直に話すか…
でも俺が翔ならそんな話信じられるだろうか?
疑うまではしなくても完全に信じるのは無理な気がする…
翔は優しいから、色々余計なことまで心配して、一人で抱え込んだりしそうだ…
…あ”ー!!わかんねえよ!!
こうなったら事実をオブラートに包んで話すしかない!
俺の会話術が試される!!
…やべえ、全く自信ねえ…
のぼせたので風呂から上がる。
湯船に浸かったからか、腰の痛みはだいぶ引いて楽になった。
風呂から上がると洗面所の棚にタオルと俺の服が置いてあった。
翔が置いてくれたんだ…
本当優しいな…
ふと脳裏に鏡が浮かんだ。
あいつは今、翔の中にいるんだよな…
俺が翔を戻すと手紙を送ったとき、鏡は少し悲しそうな顔をしたような気がする。
やはり戻りたくなかったんだろうか
俺が翔にキスすればまた出て来るのか?
それが翔と鏡にとって本当にいいことなのか?
鏡が出て来たら翔が鏡の中になる。
それは翔にとって苦しいことなんじゃないか…
「やっぱり分かんねえ…」
これは…翔と鏡の問題だ。
翔だけ外野というわけにはいかない
そして俺がこの問題の原因を作ったんだ。
やはり俺から翔に…本当のことをちゃんと話しておかないと。
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