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打ち明け話 2
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言ってからハッとした。
やばい…!翔は俺が友達として好きって言ったと思ってたんだ…!!
こんな二日連続で告白紛いなことして凄い自分の感情押し付けてるみたいだし、何より勘違いされっぱなしなのに俺っ…!
「ちょ、ちょっとトイレ!!!」
逃げる!!
もうなんか色々と耐えられない!
ガタッと立ち上がると翔に手を掴まれそのまま引っ張られた。
そして、気づくと翔の腕の中でギュッと抱きしめられていた…
突然の展開についていけず、固まってしまう。
「俺…優のこと好きだったんだ。
昔からずっと…
昨日、優に告白された時、信じられなくて…
これで勘違いしたらいけない気がして、あんな返事しちゃったんだ…
ごめんね、優。
…ありがとう。嬉しい」
え…翔が…俺のこと、好き…?
昔からずっと…?
じゃ、あ…俺の片思いじゃなかった…?
気持ち悪がられてなかった……?
翔と…両想いだった……?
意識する間も無く片目から涙が零れた。
嬉しい…
嬉しくて、恥ずかしくて、涙を隠したくて、
俺は翔の肩に顔を沈めて翔を抱き返した。
「なんだよ、それ
俺だけが感情押し付けてると思ってたのにさ…
てかもっと早く言えよこのチキン野郎、
もう嫌いって言っても離さねえからな…」
顔は見えないけど翔はクスッと笑っていた。
「優こそ、俺結構しつこいし嫉妬深いからね?
覚悟してよ」
そう言われて、二人で笑った。
そしてその時、ぎゅるるるるる、という低くて長い音が聞こえた。
…俺の腹の虫だった…
…
ブッと翔が吹き出して、俺は赤面しながら翔を睨みつけた。
「ご飯、食べよっか」
笑いを噛み殺しながらそう言う翔の肩を叩く。
「いつまで笑ってんだよ!
さっさと作って食べるぞ!!」
夕飯を簡単に作って食べて、
いつぶりか、二人で一緒に寝た。
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