アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
海 3 (翔side)
-
みんなと遊びながら、ふと優が休んでいた所を見ると、そこに優はいなかった。
飲み物でも買いに行ったのかな?
何となく気になって海の家に行こうとした時、
「翔君!!!」
振り向くと、慌てた様子の綾瀬さんが走り寄ってきた。
「綾瀬さん、どうしたの?」
「あ、あの、私、海でネックレス落としちゃって、潜って探してたら優君が来て、代わりに探してくれるって言ってたんだけど、もう時間経つのに帰ってこなくて…!」
慌てて一気にそう言われて、俺の背筋がゾワっと冷える。
嫌な予感しかしなかった。
「どの辺!?」
「あそこの、岩場より少し沖側の辺りで私と別れたの…」
「わかった!探しに行ってくる!!」
「ごめんね…」
後ろで謝る綾瀬さんの声が聞こえたが、振り向かずに走った。
何もないかもしれないのに、胸が異常なまでに不安に掻き立てられる。
優…優…!
無事…だよな…!?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
36 / 182