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病院 (優side)
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「う…うぅ〜…頭痛え…」
鈍い頭痛で目が覚めた。
周りを見回すと外はまだ明るく、部屋には誰もいなかった。
痛む頭で記憶を辿る。
そうだ、俺風呂で転んで頭打ったんだっけ…
風呂で倒れたのに服着てるってことは…鏡がやってくれたのか…?
意識した途端に恥ずかしくなって顔が熱くなる。
てか鏡どこ…?
なんとなく不安になってベッドから下りようとすると、右足首に激痛が走った。
「っつぅ…
捻挫ってこんな痛かったっけ…?」
それでも壁をつたいながら片足でなんとか玄関まで行くと、ちょうどドアが開いて救急箱を持った鏡と鉢合わせた。
「お、起きたのか。
てかなんで泣いてんだ?」
「は?」
まさかと思って頬に触れると、確かに濡れていた。
「あれ…?なんで濡れてんの?」
「自分でもわかんないとか…大丈夫かよ」
「さあ…?
あ、てかどこ行ってたんだよ」
「お前の足手当するためにフロントに救急箱借りに行ったんだよ。
ほら、やるぞ」
鏡は壁にもたれて立っていた俺の膝の裏に手を入れると軽々とお姫様抱っこしてきた。
「うわぁ!!下ろせ!!」
「暴れんな落とすぞ」
「う、ちくしょう…」
結局俺はそのまま運ばれてベッドに降ろされた。
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