アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
帰宅
-
「ただいまぁ!やっぱ我が家はいいね!」
玄関のドアを勢いよく開けて無人の家に挨拶する。
「ぷっ、出張帰りのお父さんみたい」
あれから俺たちは買い物を終えた拓哉たちと合流して、家に帰った。
たかが二日間いなかっただけなのに、改めて我が家の居心地の良さを感じる。
「優座っといてー、お茶用意して風呂洗ってくるから〜」
「悪いな、今日俺の当番なのに」
「その足で家事なんてされたら心配で逆に疲れるよ。
その代わり、足治ったら一気に当番代わってもらうから!」
「へーい…」
テレビの前のソファに座り、翔の出してくれたお茶を一気に飲み干しテレビを付けた。
夕方のこの時間、やっているのは情報番組ばかりで、特に興味のないリポートを聞きながら横になった。
それから眠りに落ちるまで、3分とかからなかった。
____翔side____
「優〜夕飯どうしよっか〜?」
風呂を洗ってリビングに戻ったが優の姿が見えなかった。
付きっぱなしのテレビに気づいてソファに近寄るとスースーと寝息を立てている優がいた。
「クスッ、かわいい」
手から落ちかけているリモコンをとり、薄い毛布を持ってきて掛けてやった。
優の柔らかい髪を撫で、頰にキスをする。
「大好きだよ、優」
心なしか、優の寝顔が柔らかくなった気がする
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
57 / 182