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ナンパ
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「ふー…やっと静かになった」
ここは古い神社で地元の人しか知らないようなところなので人は全然いなかった。
階段を登りきって、少し息を切らしながら鳥居に背をもたれる。すると、
「ねぇ、君一人?俺たちと祭まわらない?」
急にガラの悪い男三人組に話しかけられた。
なんなんだよ…ナンパなら女にやれよ面倒くせえ
「シカトすんなよ。てか君本当に男?顔かわいいし、背もちっさいけど」
イラァ
「残念ながら男だ。てかナンパならどっか他の女のとこ行け。
俺は人待ってんだ、話しかけんな」
全力で睨みつけながら毒づくと、男にガッと顔を掴まれた。
「あんま生意気なこと言ってっと痛い目見るぞ。
男相手だと殴るのも犯すのも容赦なくできるからいいよなぁ?」
目の笑っていない笑顔と脅すような口振りにゾワリと鳥肌が立った。
顔を掴んでいる男とは別の男に後ろから羽交い締めされて身動きが取れない。
男の手が俺の体にベタベタと触りだし、服の中まで侵入してきた。
気持ち悪くて、背中に悪寒が走る。
翔!早く来てくれ!
そう思い目を瞑った時…
ボゴッ
鈍い音がして、俺の体を触っていた手が離れた。
「僕のツレに何してんのかな?お兄さんたち」
それは翔の声ではなかった。
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