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夏木ルカ
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一発で男一人吹っ飛ばしたことにビビって、俺を捕まえていた2人も倒れた男を連れて逃げていった。
…前にもあったなぁ、こんなこと
そんなことをぼんやり考えてると、
「怪我はない?」と声をかけられた。
「あ、はい。大丈夫、です」
その時初めてその人の顔をちゃんと見た。
…すげえイケメンだ…
ハーフなのか薄めの茶髪とそれよりさらに金色に近い色をした目。配置も形も整った顔立ち。おまけに長身…
歳は俺より少し上、かな?大学生っぽい
どんな女子でも一瞬で落としそうな奴だな。
思わずまじまじと見てしまった。
「ん?僕の顔になんか付いてる?」
「いや、イケメンだなと思って。」
そのイケメンは一瞬キョトンとした顔をして、ぶっと吹き出して笑った。
「そんな真顔で直球に言われたの初めてかも…w」
「いや、事実ですし」
「君面白いね!名前なんていうの?」
「桜田優です。そちらは?」
「僕は夏木ルカ。最近この近くに越してきたんだ」
「じゃそこそこ近所ですね。またどっかで会うかも」
「そうだね!今日は一人で来たの?」
「いや、ツレがいるんですけど、俺人混み苦手なので先にここ来たんです。」
「そっか、そういやさっき勝手にツレとか嘘ついてごめんね」
「いやいや、本当助かりました。ありがとうございました」
「どういたしまして!
じゃ、僕そろそろ行くね!もう絡まれないように気をつけてね〜!」
笑顔で手を振って階段を下りていく夏木に手を振り返して、また鳥居にもたれかかった。
…ん?そういやあの人、なんでここまで来たんだろ
疑問に思っていると、
「優〜!おまたせ!!」
両手に飲み物やら焼きそばやらを持った翔が走ってきた。
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