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死が二人を分かつまで~パラレルペダルT2~R18腐二次創作T2その愛と死
青八木一の思い出~R18腐弱虫ペダル二次創作古賀目線
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ぺース配分も考えず、ボロボロになってまで疾走する。
人が気づかないといつまでも黙っていて、さいごまで気づかれないで帰宅したことも多々ある。
田所さんが大好きで、一日見てても見あきない。
田所製パンのバイト募集に応募しようとしたことが三度ある。
手嶋の指示は絶対だが、聞かなかったことが二度ある。
二度ともゴールライン寸前で、抜いた相手に抜き返されている。
二度めの時はさすがに手嶋、怒ってしまってロもきいてくれなくなった。
六日間、ただうろうろと手嶋の周囲うろついて、目が合うたび、ちょっとだけ笑って、結局押し切りで許してもらっていた。
手嶋と正式につきあい出してからは、ロコツに俺を避けるようになった。
けじめだと思ってるらしかったが、俺を見かけるたび、いそいそと逃げる姿がめちゃめちゃかわいかった。
一年とか二年がわからないことを言うと、膨らんで威嚇する。
三年生になるとしばしばこの手を使っていたが、手嶋の見ている前では、決してやらなかった。
恥ずかしかったからか、内心卑怯だと思っていたのか、そのあたりは、今となってはよくわからない。
とにかく…
青八木一はもういない。
二度と会えない。
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