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羽化~翅翼~ 其の参
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唇を伯岐の全身に這わせる。繋がりたいと言ってくれたのだ。それに応えなければいけない。しかし、伯岐の中でこういったことはどういう知識として認識されていたのかが少し気になる。
先ほど欲望を吐き出したそれをいたわるように撫で、それから足を持って秘められたそこを露出させる。慎ましやかな蕾をそっと撫でると伯岐は今までにないくらいに慌てて暴れた。まあ、当然だろう。こんなところを人に露出するなど常識では考えられまい。
「仲影!?やめ……!」
「男同士ではね、此処を使うんだよ」
寝台の横に置いておいた香油の瓶の蓋を抜き、少量とって体温で温める。流石にこのままでは冷たすぎる。ぬるくなったそれを纏わせた指で蕾をつつく。そこは固く閉じ伯岐は羞恥で顔を真っ赤にしていやいやをしている。恥らう伯岐もかわいい。塗り込むように少しずつ優しく愛撫を施していく。
「あ……あっ、あ……」
「どんな感じがする?」
「変な、変な、感じです……!」
可憐な蕾は呼吸をするかのようにひくついている。変な感じ、というのが快感だと認識できるまで少しずつ少しずつ指で責めていく。綻ぶ蕾に指先を押し込む。伯岐が声をあげて悶えた。
「ああっ!は……っ、はいっちゃ、」
「入れている、からね」
くるりと蕾のふちをなぞるとぞくりとするような艶っぽい声で鳴ききゅうと私の指を締め付ける。抵抗はあるがそれでも少しずつ解れてきてはいるようだ。指が一本、根元まで入った。今私は伯岐の内臓を触っている。その事実がなぜか昂奮を誘う。少し苦しそうに伯岐が呻いている。内壁を丁寧に探っていく。腹のほうに、男が感じるという場所があるはずだが……。
「あ!あっ……!あ、」
一点に触れた途端に伯岐が強く私の指を締め付けて高い声で悶えた。どうやらこれが『当たり』らしい。ぐりぐりと刺激すると、たまらないとでも言うように首を横に振っている。焦る必要はない。一旦指を引き抜いた。
「う……っ、あぅ……」
その感覚が堪らないらしい。荒い息をついてこちらをぼんやりと見つめている。香油を手にとった。少し香油を追加して滑りをよくして、本格的に受け入れられるような準備をしてやらなければいけない。絶対に、傷つけたくはないのだ。とりあえずこれでここで快楽を得られることが分かってもらえればいい。
「どうだい?」
「きもち、いい……」
呟くように言う伯岐は私を淫蕩な目で見ている。こっちがおかしくなりそうだ。蕾は物欲しげに収縮しており、誘われるように再度指を侵入させる。今度はすんなりと受け入れられた。指を増やしながら内壁を刺激する。身体を震わせながら時折声をあげているさまが可愛らしい。
「かわいいよ……伯岐」
「あ、あっ、仲影……!」
三本の指を受け入れられるようになったそこを労わるように内側から撫でる。そろそろ、いいだろうか。ゆっくりと指を抜き、伯岐を見つめる。恥らいながら、頷いてくれた。
やっと、伯岐と繋がることができる。その事実は何物にも代えがたい歓喜だった。
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