アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
巻然~赫曄~其の参
-
なんとか長義をなだめ、再び覆いかぶさった。
まだ今日の目的を達成していないのだ。せっかくの機会なのだから、声も抑えさせずに思い切り啼かせてやりたい。香油を追加で手に取り、体温でなじませるとぐい、と思い切り長義の足を抱えて秘められたそこを露出させる。わかってはいてもやはり羞恥が抑えられないらしい。手で顔を覆ってしまっている。
そっと、ぬるつく指を秘められたそこに這わせる。くるくると周りを撫でてやれば、長義のくぐもった声が聞こえてきた。何とも言えない刺激にそこが収縮しているのが見て取れる。
「勿体ない。聞かせてくれよ、長義」
「いや、だ……!」
ならば思い切り、声を抑えられないくらい夢中にさせて啼かせてやろうじゃないか。ぬめりを帯びた指を少しずつ少しずつめり込ませていく。根元までねじ込むと、くるりと中をかき回した。途端に締め付けが強くなる。
「あ……あっ……!」
「いいか……?」
そんなふうに囁けば長義に凄い目でにらまれた。解せぬ。
なんだか癪なので指を増やしつつ内部を探り続ける。いいところを擦ってやれば濡れた声をあげながら悶えている。ふっふっふ。人は所詮は快楽に弱いものなのだ。
いきなり、ぐいと腕を掴まれた。凄まじい色気を纏った目で俺を睨む長義。その眼は俺を強く強く求めているのがありありとうかがえたが、決してそれを素直に口に出す男ではないことを、俺はよく知っている。
「早く、しろ!」
「……わかった。全く素直じゃない……」
「うるさい!」
長義の顔は真っ赤だった。求めに応じてそっと、指を抜く。艶めかしい息を漏らす長義に俺の心臓はどくんと跳ねた。欲情の吐息が漏れる。長義の秘められたところに、逸物をすりつける。それだけで、長義もまた興奮の吐息を漏らし俺を見上げていた。
はやく、早く長義と繋がりたい。極度の昂奮に、長義の足を持つ手に力がこもる。
「……入れる、な……?」
「早く、来い…。お前が欲しい……っ」
長義の欲情の籠った切羽詰まった声。俺は生唾を飲み込み、覚悟を決めた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
9 / 9