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トラウマなの?
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襖が開いた
そこには男を追いかけに行った幹部達、斎藤や藤堂が立っていた
総司「一クンおかえり…んであの男は?」
沖田がそういうと斎藤達は襖の前に座った
一「あぁ…思ったより逃げ足の早いやつでな、捕まえられなかった」
歳三「…そうか」
平助「でも次あったときは必ずつかまえてやるぜ!」
新八「あぁ!そうだな!」
左之助「で…葵はどうなんだ?」
少し間を空けて原田が言う
総司「傷は深くはないんだけど出血がひどくてね…今は血は止まったけどこのまま起きなかったら………今夜が峠かな…」
沖田や土方のいるこの部屋の中央に葵は寝ていた
顔色は青白く、表情もゆがんでいる
シーンとした空気の中土方が口を開く
歳三「んで、葵を刺したのはどんなヤツなんだ?」
沖田が答える
総司「一見普通の男に見えるひとですよ。穏やかな顔で近づいて来るもんですから僕らも対応がおくれました」
次に斎藤も
一「前からきた男を見たとき葵は震えていました。俺らも警戒してはいたのですが……」
近藤「そうか…震えていたのだとしたら、その男には葵くんにとって何かあるのではないか?」
そこに葵の診察をした山崎と千鶴が答える
山崎「はい、近藤さんのおっしゃる通り葵くんには何かのトラウマがあるようです」
千鶴「そのトラウマが葵くんを刺した男の人なのか、違うのかはわかりませんが…」
総司「でも震えてたってことはけしていいことではないよね…」
沖田がボソッと呟くように言った
みんなに聞こえるように
歳三「とにかく今夜は葵を見てろ、一人じゃ大変だから交代でな」
今夜は葵を交代で見ることにした
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