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14、15 礼央side
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天使って本当にいるなんて思いもしなかった。
僕の名前は及川礼央。この聖アンドレア学院の副会長を勤めてて、薔薇園の管理を担ってる。
何故生徒である僕が薔薇園の管理をしているかと言うと、僕は家柄もあるけど、人一倍花が好き。特に薔薇は好きだ。鮮やかな色でとても綺麗だと思う。その思いを駆られて理事長から直々お願いされた。
いつも通り僕が薔薇園を傷つける奴が居ないか見回りをしてたら、
『ねぇ〜。ここ何処〜〜?』
まだ声変わりがし終わってない少し高めの声がした。声があった方に近づいてみると、
正に天使がいた。
声を掛け様と近づくと、
「冥?」
別の人と勘違いされました。少し不愉快ですね。これが変な輩で無ければ即刻罵倒して帰って貰ったかもしれませんが、そこに居たのは可愛いと言う言葉がとても似合う子だった。一瞬女の子かと思ったけど、そんな人がこの学院には決して入ることは無いからこの子も列記とした男の子。僕と同じアレがある。と言うか、この子は確か、
「残念ながら違いました。あの〜。貴方は確か転校生の、」
「あっ、ハイ。来栖瑠衣って言います。失礼ですが貴方は?」
やっぱり。珍しく会長が気になった子だ。ちゃんと名乗っとかないと失礼だ。
「申し遅れました。僕は及川礼央と言います。この薔薇園の管理兼聖アンドレア学院副会長を務めさせて貰ってます。」
「えぇ〜〜⁉︎こ・・ここの管理を⁉︎それに副会長って、それって紅莉栖先輩や、けーちゃんと一緒?」
そこまで驚かれるとは。でも媚売っている訳じゃ無い。と言うか圭?あぁ。圭か。確か、来栖君の事をるぅと呼んでた。親衛隊とヤってる理由もずっと好きだったるぅとの準備の為と言ってたけど、まさかこの子とは。凄いなこの子。
「ハイ。けーちゃんは圭のことですね。それにしてもどうしてここに?ココは迷う事で有名ですから奥まで行く人は滅多にい無いんですが?」
「実は、冥・・佐藤冥に学院の案内をして貰っている最中にココを紹介されて、1人でも入りたいって入ったんですが、案の定迷いました。(^◇^;)」
僕なら隅々まで案内出来るのに。まぁ、同室の子なら仕方ないか。でも、生徒会の特権を使ってやるか。
「そうだったんですか。でしたら、僕が案内致しましょう。この薔薇園にもっと来て欲しいので、ここの迷路も含めてね。」
「えっ、良いんですか‼︎」ニッコリ
うっ////。何ですかこの神々しい笑顔は⁉︎
ヤバ過ぎます。心を奪われました。
「////。えぇ、もちろん。これの何かの縁ですからね。私の事は礼央とお呼び下さい。」
取り敢えず、近づけたのだから、僕の事をもっと知ってもらえたい。
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