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誘い方
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いつの間にこんな態勢になってんの?!?!?!えぇ?!?!?!
…………そういえば……今日で一緒のベッドに寝るのも最後だ……明日からは学校でしか会えないし…夜も会えない………しばらく触れなくなるかな……なんかそれ、やだ……
さっきまで押し倒されてることに慌ててたのに、ふとそんなことを思って、俺を押し倒してる獅音の胸元に手を伸ばす。
「……どうしたのお前…」
「んー……お前さぁ、今日で一緒のベットに寝れるの最後なんだって知ってた?」
「あぁ、それでお前今、そんな寂しそうな顔してるの?」
「は、はぁぁ?!?!そんな顔……してねぇよバカ……お前こそ人のこと言えない顔してっぞ」
全部見透かしたような顔で髪とか撫でてくんなよ、寂しそうな顔とか意味わかんねぇよ………お前も人のこと言えないくらい寂しそうな顔しちゃってるから………そんな優しく髪撫でてこられたらたまんない、不覚にも寂しいって言ってしまいそう。
「…うるせぇ……で、どうしたわけ?いきなりそんなこと言って」
………どうしたっていうか、触りたいって思って触ってるんだけど……なんかもっといっぱい触りたくて…触って欲しくて…………学校ではまた女の子たちに取られるんだろうなーって分かってて……やっぱり他の人がベタベタこいつに触ってんのは嫌で………俺だけがいろんなこいつを知ってればそれでよくて、それを他の人には教えたくなくて………なんて言うかもう……独占欲?…こいつのこと好きにさせられすぎて困ってるよ真白くんは…………好きすぎて困るって…………乙女か…俺キモ……
「……どうしたいもなにも真白くんは困ってんだよ」
「…なんで困るんだよ。意味わかんねぇやつだな…」
……獅音は…恋人?…彼氏?…俺の?…………どーやったらもっと近くなれる?…こういう時って皆どうしてんの?…………………え、えっち?…せ、せせ、せっくす?……どっちも一緒か?…………他の子が知らない獅音を知ってたい……もっと近くに感じたい………そう思うと、セックスとか聞いたばかりの頃は怖いっていう気持ちでいっぱいだっけど、今はあいつのことを知ってたいっていう気持ちと、近くに感じたいって気持ちで他のことは考えなしだった。
「……………なぁ、獅音くん」
「あ?こんどはなんだよ」
…………言ってもいい…かな?…てか…こう言うのってどうやって言うの?!?!皆どうやって誘ってんの?!?!…「俺とえっちしてください」?……なんかおかしいなこれ……「セックスしたくないですか」?……んーこれもいまいち……うぅぅ…こんなに悩むなら蛍に聞くべきだったか?!いや、女の子に聞くべき話ではないか………
あぁぁぁあ!!!!!!!もう知らん!!!!!!!誘い方とかそんなんどうでもいいわ!!!!!!!なんとかなる!!!!はず!!!!!
「えっちしたいっ!!!!!!」
「は、はぁぁあ?!?!」
獅音はいきなりそんなことを言われて目を見開いて驚いてた。
「だから…えっち!!!!せっくす!!!!……したいからシよ!!!!!」
甘いムードのある誘い方もクソもない。まさか自分でも「えっちしたいっ!!!!!!」って誘うなんて思ってもみなかったわ。相手が女の子だったらどん引きだなこれ…。
……あぁ…………相手が女の子じゃなくて良かったー……。
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