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昨日のこと?
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獅音side
朝起きると、激しい頭痛に襲われた。あと吐き気がやばい……
それとなんでかはわからねぇけど、ズボンだけ履いた半裸の状態で床に寝てるのはなぜ??身体の節々が痛い……
「…うぅ……頭いってぇ……おえっ……きもちわる…」
とりあえず頭痛の痛み止めを飲もうと薬を探していると、部屋のドアが開いて腰を押さえている真白が入ってきた。
「………………お前か……」
「っ?!?!お前かってなんだよカス!!!!!」
……うるさい…頭に響く……
「うるせぇよ馬鹿…頭痛いんだから静かにして…………あと腰どうしたの?………ギックリ腰か?」
ふと思った疑問を尋ねると怒り震えたように、わなわなと震えながら顔を引き攣らせる真白がいた。
……これは、聞いちゃだめな質問だった…の…か、な?
「っどうしたじゃねぇよカス!!!!!!!てめぇのせいだろうか!!!!昨日の夜、容赦なくガンガン突きやがって!!!ケツの穴裂けるわ!!!!ちんこ削れよ!!!!!てか誰がシーツとか床とか窓ガラスの掃除したと思ってんだ!!!!!…まぁ汚したのは俺だけど!!!言っとくけど、それもお前のせいだからな!!!!それにお前の身体も俺が拭いたんだぞ!!!!!あと、ゴ、ゴムも俺がはずした!!!……それくらい自分ではずして寝ろよ……」
……だから声がでかいってば……
「……何言ってんのお前…ヤったのは一昨日だぞ……ヤったのまだ痛いとか?……それに床とか窓ガラスは汚してねぇだろ……俺の身体拭いたって…風呂入ったし……あとゴム?俺昨日の夜、髪結んでたっけ?……それともコンドームのほう?…一昨日は自分ではずしましたけど……」
昨日と一昨日のことを思い出したがら答える。
「……お前…まさか忘れたとか言わねぇよな…」
「…あー?えっちしたの?…ちゃんと覚えてるって、お前がイッた瞬間も覚えてるから心配すんなー……」
俺はこめかみを押さえながら、痛み止めをゴソゴソと探しながら答える。
「〜〜〜っ!!!ち、ちげぇよ!てか、そんなのまで覚えてなくていい!!!!俺が言いたいのは昨日の夜のこと!!!!」
「…昨日ー?……蛍んちから俺んち帰って……俺が先風呂入ったっけ?……んで喉乾いたから適当になんか飲んだ……で、お前が風呂入って……上がってきて……寝た…?……あ、あとさ、俺床に寝てたんだけどなんで?」
答え終わって気になっていた疑問を聞くと、さらに怒って近くにあるものを色々投げてきた。
「馬鹿!!ボケ!!カス!!変態!!ヘタレ!!ガリ勉!!死ね!!ライオン野郎が!!!てか殺す!!!!覚えてないとかマジありえねぇからな!!!!謝ったって許してやんねぇ!!!!今後、ほんの少しでもアルコール摂取しやがったら、即座に滅多刺しにしてやるからな!!!!!ほんと覚えてねぇとかクソだな!!!絶対許さん!!!!!……お、お前とはしばらくえっちしねぇっ!!!!!!!!!」
…痛え…クッションだの投げるぶんにはまだいいけど辞書はさすがに痛いんだけど…投げるもんなくなったからってわざわざ殴ったり蹴ったりしないでほしい…
……てか、お前とはしばらくえっちしねぇ…って………え?!…は??!…なんで?!?!
「絶対許さねぇからな!!!ボケカス変態ライオンがっ!!!!!死ね!!!!!」
真白がぐわんっぐわんっと俺の肩を揺らしてくる。
気持ち悪いんだからやめて!!!
「…うっ…お前の顔面にゲロ吐きそうだからそれやめて……てか、えっちしねぇって意味わかんないんだけど…」
「ゲロ?!うわっ!!キモ!!!やめろよ!!!………えっちは……しねぇつったらしねぇんだよ!!!!」
「…っいっってぇ!!!!」
そして俺のスネを思いっきり蹴って部屋を出て行きやがった。
……俺いつかスネほんとに折れるかも…
てか、あいつ腰痛いんじゃなかったの…?
それに…えっちしないって………
「………まじかよ…」
結局何がどうなってこんな結果になったのか分からず、頭痛と吐き気、激しいスネの痛みに耐えながらうずくまっていた。
それから3日ほど真白が口をきいてくれなかったのも、今はまだ知らない。
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