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【木赤】つづき
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赤葦side
…よし、解けた
思いのほか難しい問題があってだいぶ時間がたってしまったように思える
ふと腕時計を見ると、勉強開始から1時間と少したっていた
そろそろ休憩しようかな
「木兎さ………あれ」
集中してて気づかなかったけど、木兎さんはいつの間にか机に突っ伏して寝てしまっていた
「あーもう、しょうがない人ですね、まったく………」
でも、いつも部活で頑張っている姿を見ているから
今日くらいいいか、とか思って
どこまでもこの人に甘い自分に吃驚する
「………」
毛布でもかけとこう。
~30分後~
「…………」
暇だ
とてつもなく暇だ
寝てる人がいるのに勉強がはかどるはずもなく、ただ寝顔を眺めていた
「…………木兎さん、起きてください」
「……」
「………起きないと襲っちゃいますよ」
ーー反応なし。
なにか飲み物でも持ってこようかな
そう思い、立ち上がろうとしたら何かに引っ張られる感覚
そちらに視線をやると…
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