アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
告白
-
「山口、僕お前のコト、好きみたい。」
俯きがちに言った言葉。
でも僕は山口より少し背が高いから赤くなった顔は隠せなくて。
「山口は男からこんなこと言われても気持ち悪いかもしれないけど…。」
ちらっと山口を見ると、真顔でプルプル震えていた。
「え、ちょ、山口!?」
告白した僕より震えてるってどういうこと!?
「ヅッギィイイイイ~~!」
手を伸ばすと山口は僕にしがみついてきた。
山口の顔も赤かった。
「ツッキー、それ、ほんと?」
「なんなのお前、その顔で上目づかいって反則デショ。それに普通だったら気持ちがられるようなコト、嘘じゃ言わないよ。」
山口は僕の腕の中でぼろぼろと泣き出した。
「ツッキー、その返事はツッキーが一番わかってるはずだよ。だって俺、ツッキーに毎日大好きって伝えてるよ?」
「…………っ!や、山口、僕と付き合ってくれる…?」
「そんな当たり前のことは聞かないでよ。きっと俺の方がツッキーのこと好きになってからの時間、長いんだからね!ツッキー大好き!!」
兄ちゃんありがとう。そしてお母さん、お父さん、山口の家族ごめんなさい。
心の中で懺悔するけどそれよりも嬉しさの方が何百倍も大きかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
7 / 9