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幸せな寂しさ
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「…おはよう、ございます。」
次の日、山口と一緒にいつものように朝練に行った。
僕は冷静を保っているように見せかけていたけれど内心山口を意識しまくりで。
でも山口はいつもと変わらずで。それがなんだかさみしい気もするけれど。
心のどこかで僕のことを考えてくれてるといいな、なんて思ったりして、
ちょっとしんみりしたのを振り払って僕は王様にいつものように嫌味を言った。
山口が僕のことをずっと前から慕ってくれていたのと同じで僕だって山口のことを気にかけていたんだな、と最近わかるようになった。
……こんな僕は乙女思考でちょっと自分でも引いてしまうケド。
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