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洋南大マター②
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俺のせいで金城が屈辱を受けている。
今オネエみたいなやつに顔射されたとこだ。
オネエはちんこに真珠入れてて、それで金城やるって言ってる。
俺のせいなのに。
俺が厄介な先輩怒らせたから、怒らせた後の用心も怠ったから、金城が、金城が…
「やめてくれ!」
叫んだけど、オネエが面白がる顔しただけだ。
「あんたのせいでこうなるのよ」
慣らしもなく、いきなり金城に差し入れる。
金城の顔が苦痛にゆがむ。
でもあいつは声をかみ殺してる。
「悲鳴上げなさいよ。楽しめないじゃない」
もちろん金城は要望には応えない。
「須合っち、あんたキスしちゃいな」
言われるままにもう一人が金城に口づける。
ベトベトの、生々しいキス。
何してくれるんだ。
俺の真護だぞ。
え、俺の真護?
俺いつの間にあいつのこと…
狼藉は続いている。
真護はオネエに貫かれながら、須合とかいうやつのをしゃぶらされている。
須合とかいうやつはめちゃめちゃ口が好きみたいで、真護に四回も放ってる。
オネエの方が音を上げて、
「バカ! フェラヲタ! いい加減なか代わってよ!」
須合は口から涎を垂らしながら、それでも真護の口にハメるのをやめない。
「もっとよくしてやろうか」
出し抜けに真護が言うと、須合はばかみたいに頷いた。
真護はケツにオネエを受け止めたまま、上体を起こして須合の唇にキスする。
須合はまるで女王様からキスを受けでもしたように、恭しくそれを受け止め、あろうことか歓喜と悦楽の表情をしたのだ。
「もう一人のやつを退かせろ。そしたらもっと感じさせてやる」
須合の目が変わった。
犬のように頷いて、足許のオネエを膝でぐりぐり押し始めた。
「痛い! 痛い! 何すんのよ! やめなさいよ痛い!」
真珠入りのそれが、萎えてぶらりと垂れ下がる。
逃げ腰のオネエを須合が威嚇し、すっかりその気の失せたオネエは、服を掴んで逃げて行った。
だが金城はそれで終わらなかった。
目で中嶋先輩を示す。
須合がおかしな目で中嶋を見る。
中嶋はめちゃめちゃうろたえた。
「須合さん須合さん、俺は別に、わあっ」
中嶋も追い払われた。
後はあまりにも簡単だった。
ほめてもらいに寄ってきた須合に真護、キスする振りで顔を寄せ…
いきなり頭突きした!
いわゆるヘッドバットってやつ。
須合はくるくると目を回し、その場に崩れ落ちた。
寮に戻った俺は、真護にめちゃめちゃきれいに洗われた。
俺もめいっぱい頑張って、真護をきれいに洗ったけど、痛々しいケツの傷…
俺は思わず涙ぐんだ。
「泣く必要はない。これからちゃんと用心して、要らぬ揉め事に首を突っ込まなければいい」
「泣いてなんかいないっ」
「ならこの水は何だ」
真護が俺の涙を吸う。
あのマゾ男ではないが、背筋がぞくっとなった。
だめだ。
俺、真護求めてる…
真護はもちろん完璧にお見通しだ。
「ねだれ。可愛がってと言え」
「か、可愛がって」
「どんなふうにだ」
「俺に…突っこんで…」
俺の顔は屈辱で真っ赤だ。
「言えるかこんな事!」
叫んだら、真護は笑った。
「来い。キスしてやる」
畜生。
何でこいつはいつも上からなんだ。
でもって俺は何でコイツの言うがままなんだ…
唇が触れ合うと、俺の脳髄に真紅の閃光が走った。
だめだ俺。
完全にこいつに夢中だ。
不意にあのマゾ野郎があらためて憎くなったけど、いいや俺、多分今晩一晩かけて、真護に償いまくるんだから。
もう誰にも、真護は触らせねえ。
でも俺が奴のこと、心の中で真護って呼んでるのは内緒だ。
絶対内緒だ。
完
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