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横顔
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※ 『朝食』の少し後、あたりの位置と思います。
文献読んでやがる。
泉田ほどじゃねェけど、長い睫毛。
眼鏡。
似合う。
どっか福チャンと通じるとこある。
ねぇっ!
そんなとこねえっ。
福チャンは福チャンで、こいつはこいつ。
俺は…
唇噛んだだけなのに、奴、音でもしたみたいに俺を見た。
「来い」
バァカチャン。
俺は犬コロじゃねェ!
呼ぶな!
「脱いで来い」
それって俺がまるでっ、おまえをっ、欲しがってるみてェじゃねえかヨ!
脱いだ。
行った。
奴のに跨がって腰振った。
首抱いて、こっちからキスした…
俺こんなに熱くなってンのにっ、奴はすずしい顔だ。
「あっ、俺、…」
放って崩れる。
抱きついたままの俺。
奴がいつものひとことを言う。
「いい子だ」
終わる。
奴はイかない。
イかない。
福チャン。
俺淋しいよ。
言わねェけどサ。
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