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走る男
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壁際に押しつけられて、ぐいぐい抉られる。
一日目。
奇跡の三者同着。
体は激疲れてるのに、福ちゃんも俺もたかぶってて、どちらからともなく求めあった。
シャワー浴びるのもそっちのけ。
キスも抱擁も荒々しく、下手すると喧嘩みたいだった。
後ろから貫かれてるのって、引いてる時の形に似てる。
だからだろうか。
引いてるとき、俺はエレクトする、勃起する。
ゴール目指すだけのそのときが、一番福ちゃんを私物化できるから。
そして一番にアシストポイントを通過するとき、俺はその場に放つ。
そしてその結実が、福ちゃんのゴールになる…
でも今回は、福ちゃんは三つ子になっちまった。
総北の野郎と京伏の野郎っ!
俺のプライドはズタズタだ。
明日は容赦しねえっ。
塔を抱え込むように抱きしめてる。
ただキスしてやってるだけなのに、塔は耳まで赤くなり、肩で荒い息をしている。
部分に触れるとエレクトしてる。
怒張して、筋立って、あと一息で放つところまできてる。
いい形だ。
ただ…
「あっ、あっ!」
恥ずかしそうに顔を伏せながら塔がイク。
俺はもう一度、塔にキスする。
「ハヤト…」
「ごめん。スプリント勝負頑張ったヤツに負担かけて。今日はこのくらいにしといてやるな。そのかわり」
俺は小声で塔の耳に囁く。
あす俺頑張っから、塔、全身でねぎらってな?
既に赤い耳が、真紅になった。
駄目押しに、俺はそれを軽く噛んだ。
荒北の部屋から出てきた福富と、塔の部屋から出てきた俺が、廊下の途中ですれ違う。
「お疲れ」
「ああ」
他愛ない二言。
だが、次の一瞬、俺は福富抱き寄せてキスしてた。
「抱かれてえ。いい加減、おまえしゃぶりてえ」
福富の目は冷静で、いつもに増して冷静で…
「すまん。感情暴発した。忘れてくれ」
立ち去る俺の背に、福富は振り向かず呟くのだ。
「明日は…頼んだぞ」
もちろんまかせとけだ。
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