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《影山目線》
練習試合が始まり、俺はトスを回す。
相手をよく見て、ブロックを躱す。
相手コートを見ると気になる一人の人。
そう、国見英だ。
俺が国見を意識するようになったのは、中学3年生の時。
何がきっかけとか、何か理由があるのかと言われればないけれど、俺は国見が大好きなんだ。
素直に話がしたかったのに、さっきはやる気のない顔なんて言ってしまった…
なんで俺は素直になれないんだろうな。
試合中にも関わらずそんなことを考えてしまう。
その時、及川さんが上げたボールを国見が打った。
及川さんはすごく褒める。
それに対して、いつもやる気のない国見がすごい笑顔で喜んでいた。
なんか胸の奥がキュッとなった。
お前、そんな顔で笑うんだな…
俺の前では笑ったことないのに…
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