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東峰×西谷
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《東峰目線》
『旭さん!!好きっす!!!』
『えっ…えっ?えぇっ!?』
『だから、俺旭さんのこと好きなんです!!!』
『西谷、ちょっと落ち着こうよ…』
俺はドウドウと動物を宥めるかのように西谷を落ち着かせる。
『落ち着いてられないっすよ!!!早く言わなきゃ翔陽に取られるし!!!』
『日向?そりゃまた何で?』
俺はすごい勢いの西谷に戸惑いながら聞く。
『旭さん知らないんすか?翔陽、旭さんのこと大好きっすよ!?』
えっ!?知らなかった…そんなことより、西谷も俺のこと好きなのか…それは本当なのか?
高鳴る胸でもう一度聞いてみる。
だって俺も好きだから。
『日向はまぁいいや。西谷、お前本当に俺のこと好きなのか?』
『好きって言ってるじゃないっすか!!!』
『おぉ…そうか。』
『おぉそうかって…旭さんは…好きな人とかいるんすか…?』
いるよ。それはお前だ。とかかっこいいこと言ってみたいけど、小心者の俺にはとてもじゃないけどそんなこと言えない。
黙って俯いていると、
『他に好きな人いるんすか…そうっすよね…すんません!!その人と頑張って下さい!!』
そう言って西谷は走って行ってしまった。
俺、いつもこうなんだよ。
大事なところで小心者になってしまう…
情けないな…。
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