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黒尾×月島
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《月島目線》
『もしもーし、メガネ君?』
『あの、そのメガネ君ってやつやめてもらっていいですか?』
『じゃぁツッキー元気?』
『…普通です。ってか、こんな時間になんですか?』
時刻は深夜0時を回ったところで、黒尾さんからの急な電話に驚いた。
僕たちは東京遠征から仲良くなり、なんだかんだでこういう関係になっていた。
『なんですか?って冷たいな。俺の声が聞きたいんじゃないかと思って。』
『はぁ?別に思ってませんけど。』
いや、本当は聞きたいと思っていたりする…。
自分の素直ではない部分が本当に嫌だ。
『今何してんの?』
『何もしてません。』
『じゃぁ暇なんだ?』
『まぁ、暇ですね。』
『ちょっと外見て!!』
『外?』
僕は頭にハテナを浮かべながら窓の外を見る。
『黒尾さん!?なんで!?』
東京にいるはずの黒尾さんが外に立っていた。
『なんでって会いたくなったから。』
『えっ?そんな理由でわざわざ東京から来たんですか!?』
『嬉しいなら嬉しいって素直に言いなさい。』
『…』
嬉しい。すごく嬉しい!!!でもそれを言葉にできないのが僕なんだ。
『へくしゅんっ!!!宮城寒ぃ〜。早く入れてくれ〜。』
『あっ…今開けます!!』
僕は飛び跳ねるように階段を下り、扉を開けた。
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