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《木兎目線》
チビちゃん!?
なんてタイミング…。
月島がどうするのかとちょっと気になり聞き耳を立てる。
「まぁ、君よりも頭使ってるからそれなりに痛くもなるよね。」
素直じゃねぇー!!!
あいつ本当にチビちゃんのこと好きなのか?と問いたくなるぐらいの会話だった。
でもそこからの会話でなぜかチビちゃんが赤くなっていい雰囲気になりかけているのが俺から見てもわかった。
ダメだ。部屋戻ろ。
こんなの見てると自分も赤葦に気持ちを伝えたくなってくる。
でもそれは絶対ダメで…
そうすることで自分達の関係が壊れてしまうのは目に見えている。
男同士という壁が俺の気持ちに蓋をする。
ぐるぐると色々考えていると部屋に着いてしまった。
ガチャ
部屋に入るとなぜか赤葦が一人いるだけだった。
『あれ?みんなは?』
『なんか俺たちが自主練している間に先にご飯食べた組が先生達と夜の散歩とか言って出かけちゃったみたいなんですよ。マネさん達が言ってました。』
『えー!!!俺を差し置いてなんてことだ!!!!!』
『まぁ、俺はいいですけどね。んじゃ先に風呂入らせてもらいますね。』
『へーい。』
赤葦が風呂に行くために部屋を出て行く。
これって二人きりなんじゃ?
散歩に行った奴らはいつ帰ってくるかわからないが、冷静に考えるとそういうことだ。
赤葦が風呂から帰ってきてこのまま二人きりになると自分にストップがかけられないのは目に見えている。
『よし、とにかく俺も風呂に行こう。烏野の奴らが使ってる風呂空いてねぇかな?』
そう独り言を言いながら俺も部屋を出た。
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