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変 わ っ て !!!!!!
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「おにーちゃん!!!!!!」
バン!と大きな音を立てて部屋の扉を開けたのは、双子の妹の奏里(かなり)だった。
「わ…びっくりした。どうしたの?」
ベッドで寝転がりながら小説を読んでいた僕は、小説を閉じて体を起こそうとした。
…が。
「おにーちゃん!!!!!!!」
また大声で僕のことを呼んで鬼のような剣幕でベッドにダイブし、上にのしかかってきた妹にベッドへと縫い止められてしまった。
妹は僕の上にまたがって両手で肩を掴んだまま、僕の目を見つめる。
自分と瓜二つな顔に見つめられると、なんだか変なかんじだ。
「ほ、ほんとにどうしたの?
僕なんかしたっけ…?」
そうもう一度聞いてみると、こんな至近距離であるにもかかわらず彼女は叫んだ。
「変 わ っ て!!!!!!」
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