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お説教
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「こらああああああああああっ!!」
「うわっ!? なになになになに??
なんなのおにーちゃん!
…あ、学校どうだった?」
「どうだった?じゃないよーっ!!」
あれからぼくはマッハでご飯を食べて、マッハで教室に戻って(バリケードを崩しそうになった)、質問攻めしてくるちぃに必死にごまかして、午後の授業も終えた。
そして、ダッシュで帰ってきたのだ!
(い、息切れなんてしてないよ!!)
「晴くんと、つ、付き合ってないのに、き、き、きききき、ききききききき、き、す、してるだなんて!!!!」
「…はあっ!?」
「いつも晴くんとしてるんでしょ!?
そんなの、ダメだよ、だめ!!!」
「ちょ、ちょちょ、待って!
それって晴が言ってたの!?!?
そ、そんで、ちゅーしたの???」
「当たり前でしょ!!!
隠そうとしたって無駄なんだからなあっ!?」
訳もわからず感情が高ぶり、涙が出てきた。
い、妹の前で泣くなんて…!
いやいや、そんなこと言ってる場合じゃない!
ちゃんと僕が奏里を正しい道へと導いてあげなきゃ!!
奏里は、はぁ〜っ、と深いため息をついて、
「…悪かったよ、もうしないから。
ごめんね、おにーちゃん」
と謝ってくる。
なんだか申し訳なさそうにしてるし、本気で反省してるみたい。
「わかればいいんだ…うっ、ちょっと僕、鼻かんでくるっ!!」
よく分からないけど、もっと涙が出てきそうだったし鼻水も垂れそうだったので、僕は自分の部屋に駆け込んだ。
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