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お誘い
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「北村とあんま話しちゃだめだよ。
少しでもボロが出たらバレちゃうと思う」
「うん、ごめん…
庇ってくれてありがとう」
「あはは、いーんだよ!かわいいお友達のためだしね!
今日の朝、電話でも奏里に注意されたんだ。
やっぱりあいつの勘は当たるなー、ほんとにバレそう!」
「笑い事じゃないよっ!」
騒がしい授業中にそんな話をしていたら、あっという間に授業は終わった。
4時間目が終わると昼休みだ。
今日は僕から誘いに行く。
ちゃんとお弁当箱を二つ持ったよ!
「あっ、あの!」
「…奏、里」
「ご飯、食べよ?」
緊張したけど、たぶん不恰好であろう笑みをつくって誘った。
「…ああ。行こう」
頭をガリガリと引っ掻いて、晴くんは手ぶらで立ち上がる。
そして二人でまたあの秘密基地へと向かった。
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