アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
回顧 晴side
-
思えば、俺はあの時、奏太が暴力を振るわれるのを止めることができなかった。
意識はほとんど無かったようなもの。
けど、そんなのは何の言い訳にもならない。
今度こそ止めたくて。
あいつを守りたくて。
全速力で、走った。
音楽室が視界に見え、女の叫び声のようなものが途切れ途切れに聞こえる。
奏太が北村から罵声を浴びているのだと思うと、我慢ならなかった。
ドンっと思いっきり扉を叩き、叫ぶ。
「 やめろ…!!!!! 」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
48 / 104