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目覚め 晴side
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「奏太…!?」
食い入るように見つめると、奏太の目が薄く開けられた。
ぼんやりとした瞳に見つめられ、奏太に言われたことを思い出す。
『わらっ、て…』
内心慌てて軽い笑顔をつくった。
すると、血色の失われた奏太の唇がゆっくりと動く。
「…まぶ、しい」
「あ、わりぃ…カーテン閉めてくる」
差し込んでくる夕陽が眩しかったのか。
席を立とうとすると、腕を掴まれて驚いて振り向く。
「冬の、太陽…」
そう呟くと、奏太はへにゃりと笑った。
その顔が、何故かあまりにも幸せそうで。
「…おまえにそれ言われるの、3回目だな」
たまらず、奏太の唇に吸い付いた。
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